【ロシア】200日の漂流―モスクワ大学留学記2010-2011

2011年02月24日

日常の風景―警察たち

 そういえば、先日の23日は、ロシアでは「男性の日」で祝日でした。この祝日は、女性が男性に何かしらのプレゼントをする慣習となっています。

 その日は、街の中心に出かける機会があって、「赤の広場」のあたりに地下鉄から出ようとすると、おびただしい数の警察が待っていました。あらゆる出口を閉鎖しており、たいへん不自由な状況でした。
 おそらくは、祝日だということで、何かしらの集会、名言すると民族主義関連のものが予測されたのでしょう。こういう風景を見ると、やはり外では気は抜けないな、と思ったしだいでした。

 最近、プロサッカーの試合が再開されたようで、街には各チームの応援マフラーを巻いた人たちを見かけます。そして、競技場のある駅のホームでは、警察がアリのように待機していました。ゴツイ制服の人たちの大群には、威圧感以外何もありません。うわあ、と思いながら、かつてサッカーに行ったときの事を思い出すのでした。

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2011年02月17日

多民族都市としてのモスクワ

 駅のホームで友人たちと待ち合わせていると、

「ケンカだあ!」

という周囲の声が聞こえてきたのでした。おや、と思ってざわついている方を見ると、二人の男たちが殴り合っていました。夕方ということもあって、利用客は多かったのですが、誰も止める様子はありません。すると、一緒にいたロシア人の友人が

「まあ、警察が来ないうちは続くだろうね」

と言っていましたが、そのうち二人はケンカを止めて立ち去っていきました。

「ケンカをしていたのは、グルジア系だね。ロシア人は、ああいうケンカは普通しないからね。」

という何気ない友人の言葉が妙に引っかかりました。まるで、ロシア人以外の民族を軽んじるような口ぶりにさえ思えました。
 地下鉄の駅では、顔や手から血を流した、ケンカ後の人たちをけっこうな頻度で見かけることがあります。確かに、友人が言ったような、カフカース系の顔立ちをした人たちがケンカの当事者であることが多いです。

 
 モスクワには、よくカフカース地方をはじめとした南ロシアや、あるいは中国などからたくさん出稼ぎで人が流入しています。確かに、彼らは仕事をしているのですが、限られた仕事をしている姿しか見たことがありません。例えば、ファーストフード店のゴミ捨てや、お店の清掃を担当している人たちで、少なくとも僕はロシア人を見たことはありません。
 モスクワには、多くの移民が流入しているけれども、そのほとんどが、いわゆる3Kの仕事に就かされているといいます。という話は聞いてはいましたが、実際に、その風景は生活している人間からしても見ることができています。

 民族の対立が云々と言われておりますが、それは決して民族主義者たちの間だけの問題ではなく、モスクワ全体に広がる空気となっていると言ってもおかしくはないかもしれません。少なくとも、ロシア人と移民としてやって来ている人たちが「上手く共存している」ことは無いように感じています。

 僕の目から視た、モスクワの風景でした。

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2011年02月16日

再びの注意喚起!!

夜に帰宅してニュースを確認すると、このような記事がありました。

モスクワ大使館前で日本国旗燃やす 政権派、領土問題で抗議か2011.2.17 01:23
 【モスクワ=遠藤良介】在ロシア日本大使館は16日、男女約7人が15日に大使館前で日本国旗を燃やす事件があったと発表した。日本大使館は露外務省に遺憾の意を伝えるとともに、再発防止を求めた。
 ロシアは今月7日、日本の「北方領土の日」に右翼過激派が在日ロシア大使館前で露国旗を損傷したと抗議しており、ロシアの政権派団体がこれに呼応して報復に出た可能性がある。
 また、菅直人首相が同日、メドベージェフ露大統領の国後島立ち入り(昨年11月)を「許し難い暴挙」と非難し、ロシア側が強く反発していた。日本大使館前では、政権派の過激青少年団体によるデモが続いていた。
 日本大使館によると、ロシアの治安当局はすでに国旗を燃やした男女らの事情聴取を行っており、警察が3人の身柄を拘束したとの情報もある。


 このことは以前の動きからしても十分予測のできることでした。ふむふむと思いながら、メールを確認すると外務省から、以下のようなものが送られていました。

在留邦人の皆様へ
平成23年2月16日
在ロシア日本国大使館領事部

安全上のお知らせ(当館に対する抗議活動に関する注意喚起)

1.7日(我が国における北方領土の日)から本日に至るまで,当館正門前において断続的に当地活動家による抗議活動が行われていますが,昨日(15日)19時20分頃には,複数名のロシア人が正門前で日本国旗を燃やした後、当館正門及び領事門衛所に対し生卵を投げつけるという事案が発生しました(人的被害はありませんでした)。

2.一連の抗議活動を受け,当館に対する警備も強化されていますが,このような抗議活動が今後いつまで続けられるかは定かではありません。

3.つきましては,不測の事態に巻き込まれることのないよう,当館にお越しの際にはこのような状況にご留意のうえ,十分にご注意ください。
以上 


 最近の日露関係から、日本人に対する態度が変わるのではないかと危惧していましたが、街ではいつもと変わらず、日本人だというと、歓迎して嬉しがるロシア人ばかりでした。ですから、民族主義者以外の国民の感情には、「まだ」反日というのは芽生えていないのかもしれません。もっとも、もともと親日が多いロシアでしたので、一気に日本人に対して敵意を抱くことは、「まだ」起こっていないようです。
 それにしても、民族主義者による事件だといえども、このようなことが続いてしまうのは、決して好ましいことではありませんし、国民を巻き込んだ本格的な対立を導いてしまう危険性があります。

 まだまだギスギスした状況には変わりはなく、日本人も襲われる可能性も十分にある、ということを自覚しながら生活する必要があるようです。

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2011年02月13日

○○の自動販売機

 とあるショッピングモールで、こんな自動販売機を発見しました。

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イクラの自販機。初めて見たので面食らいました(笑
値段も、一缶あたり150〜600円くらいまでと、幅広く対応している模様。
缶詰だからといって、こうやって販売して大丈夫なのだろうか……。それにしても専門自販機とは驚きました。

その横には、

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コンタクトの自動販売機!しかも、「アキュビュー」と日本語がパッケージのコンタクト!
ただコンタクト専用の自動販売機というのもまた珍しい。
そして、これも自販機として販売して大丈夫なのだろうか……。

モスクワでは、屋外で何かの自動販売機を見かけたことはありません。今回のような、大きなモールのような場所であれば、店内にあるのですが、まさかイクラとコンタクトの自動販売機にめぐり会うとは思ってもいませんでした。

と、またしても小ネタに逃げてしまいました……

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2011年02月12日

ひさびさの「冷凍庫」

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 最近寒くなったということを先日書きましたが、昨日もまた寒い一日でした。この日は、お昼から外出し、夜も外を歩くという、ある意味「暴挙」ともいえる行為をやってきました。

 気温はおそらくマイナス10〜15度くらいだったのですが、それよりも問題だったのは、強い風と、それに吹き荒れる雪の存在でした。マフラーの隙間から雪が首に入り込んだり、手袋をしているにも関わらず手がかじかんだりと、ひさびさに「冬」を味わいました。

 ロシア人も寒かったのでしょう、出店のおじさんの口からは、ほんのりとウオトカの匂いが吐息から漏れていました。こういう日を生きるためにも、ウオトカが必要になるのだなと、改めて納得するのでした。

 夜は2時間くらい冷たい「冷凍庫」の中を歩いていたので、寮に帰ったときには、ずっしりと疲れに襲われたのでした。良い睡眠がとれそうです。

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