【ロシア】200日の漂流―モスクワ大学留学記2010-2011

2011年02月22日

はじめての郵便局

 宅急便を日本へ送ろうと思い、モスクワの中央郵便局へ向かいました。こうやって、こちらから物を送るのは初めてでしたので、何が何だかほとんど分からない状況で、足を運びました。

 まず駅の出口を出て、郵便局を探します。宅急便用の箱を用意する必要があるので、まずはそれが最初です。箱は、受付の場所と異なるところで売っていると聞いていたので、そちらへ向かい難なく箱を手に入れることができました。

 そして、箱を抱えたまま、メインの受付所へ向かって案内の看板を眺めていると、警備員のおじいさんが、「どうしたんだい?」とやさしく聞いてくれました。これをEMSで発送したい旨を伝えると、それはあっちだよ、と気さくに案内してくれました。

 EMSの受付のところで並んでいると、後から来たおじさんに声を掛けられました。突然「免許状がいるんじゃないか」と良く分からないことを言われ、何も理解しないまま数字の書かれたメモ書きを手渡されます。まったく状況がつかめず、相づちだけを打っていると、おじさんが脇に抱えたビンを開け、突然ビールを飲み始める始末。「君も一口どうだい?」と薦められたのですが、もちろん、いやけっこうですよ、と苦笑いで返すしか他ありませんでした。
 
 自分の番が回ってきたときに、EMSは別の紙に住所を書かないといけない、と言われたので、いったん列を離れ、その作業に取り掛かります。住所を書き終え、また列に加わって順番を待ちます。すると、後ろから今度はおばさんに、「あなたが列の最後?」と聞かれたので、そうだと答えると、「私、あなたの後ろに並ぶから、この場所をとって置いてね」と言われました。これは、まあモスクワではよくあることで、前に並んでいる人に、自分の順番を見張ってもらうということです。
しばらくすると、その「見張っている」順番の後ろに新しい人が並び始めました。すると、おばさんがまたやって来て、「後ろの人に、私も並んでいるってこと言った?」と確認されました。ここも適当にふんふん、と相づちを打って何とかやり過ごしました。

 改めて自分の順番が回ってきました。担当のおばさんが、箱の中を確認すると、こんなに箱がスカスカじゃ駄目なのよ、と言って新聞を詰めます。住所の確認などをされて、最終的には何とか手続きを終えられました。

 ただ、案外すんなりといったな、という感想が残ります。というのは、今回僕が発送したのは、マトリョーシカであって、これは数量制限がある、などの噂を聞いておりました。確かに、例えばマトリョーシカの中に薬物でも入れて、密輸ということも考えられます。ですから、中なども厳重に見られるのかもしれない、と内心覚悟はしておりました。ですので、おばさんがひと目だけ見て、まったく疑うことなく箱詰めを始めたので、驚いた次第でした。もっとも、発送の途中で、中を開けられることも十分考えられるので、まったく警戒が無い、とは言い切れません。

 単に、ものを発送しただけでしたが、ビールのおじさんに絡まれたり、おばさんの世話をやいてみたりと、いろいろとある意味ロシアらしい経験が盛りだくさんでした。また、郵便局の人たちがみな優しく対応してくれたのは、嬉しかったですし、とてもありがたく感じました。

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2011年02月19日

ひさびさのスケート

 起床したときに、全身に筋肉痛が走りました。やれやれと思いながらも、昨日のスケートを真っ先に原因として思い浮かべました。

 どうせ元は取れるさ、と言われながらスケート靴を買ってから、実は久しくスケート場には行っていませんでした。そんなものか、と半ばどうでもよいかと思っていたら、友達に誘われて、まあ久しぶりだし、と思い行動に踏み切ったのでした。

 もう数回も滑れば、ずいぶんとマシになるもので、バランスを崩すことはあっても、転ぶことはもうありませんでした。それでも滑り方が悪いのでしょうか、いつも足を痛めてしまいます。靴紐が少しでも緩んでいたりすると、足に負担がかかるようで、たびたびそれに悩まされます。

 それなりに滑れるようになりましたが、スケートはかなりの運動だということに気がつきます。少しでも厚着をしようものなら、たちまち汗まみれになってしまいますし、かといって、油断をするとすぐに風邪をひいてしまいます(笑)リンクはやはり涼しいので。

 ひさびさのスケートに体が驚かされました。まあ、なかなか運動が難しいこの季節には、ちょうど良い息抜きなのかもしれません。

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2011年02月07日

日常のハプニング―路面電車編

 通学の手段として、よく路面電車を利用しています。
 この路面電車は、ゆったりとしているわりに、意外と速く、快適な乗り心地なのですが、ときどき「アクシデント」に見舞われることがあります。

 例えば、突然停車して、30分くらい車両の中で待たされたことがありました。これは、電車の機体自体に問題があったということなのですが、実はよくあることらしい。このせいで、大幅に遅刻したのに、路面電車が止まったと言ったところ、あっさり理解された始末でした……。

 それから、ちょうど先日のころ。学校から寮へ帰ろうとするときに、突然乗っている車両が、別のルートを通りだして、結局Uターンして逆方向に向かいだしたのでした。理由は、おそらく、同じ方向へ向かう車両が多すぎるから減らせ、という本数制限だと思います。
 幸いにも、友人数名と一緒にいたので、冷静に下車して、次の電車を待とうとしたのですが、なかなか停留所が分かりづらいのです。バス停のように、はっきりと停留所が示されているわけではないので、「人が立っていたのであろう、雪が少なくなって、コンクリートが見えているところ」だと見当をつけて、次の電車を捕まえることができました。
 だって、ちゃんとした場所に立っていないと、電車は待ってくれないのです。温情で待ってくれるなんてことは、珍しいこときわまりなく、走って入り口まで到着したのに、目の前で閉められるという経験は、何度もしたことがあります……。

 普段の交通事情でも、何かしらのハプニングは起こるものです。まあ、大事なときでなかったなら、良い経験だということで納得しています……。

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2011年02月04日

世界地図の再認識

 ふとぼんやりと世界地図を眺めていたら、思わずはっとしてしまいました。

 今は、当然モスクワを中心に世界を見ているのですが、その着眼点の変化が、大きな「気付き」をもたらしました。

地図ロシアと中東、アフリカ.png

 今、問題になっているエジプト、少し前に加熱していたチュニジアは、もうヨーロッパのお隣さんと呼んでもいいくらいの場所です。さらには、南ロシア、あるいはトルコまで行ってしまえば、もう中東アジアの目の前なのです。
 知り合いの友人の人たちが、グルジアやトルコ、シリア、そしてエジプトにも旅行へ行ったことがあるということを聞いていて、そう遠くはない印象は持っていたのですが、地図は直接的に、よりその距離の近さを表します。

 旧ソ連圏である、カザフスタンやウズベキスタン、キルギスの位置などを見ると、もうイランやパキスタンの目と鼻の先であって、また南ロシアもまた、それらの国々とかなり近いところに位置しています。なぜ、モスクワが、よくテロの標的になったり、イラン問題や、アフガニスタン、イラク問題に首を突っ込んだりして、国際政治の場で重要なアクターとなっているかが、露骨に分かります。何たって、「お隣」で起きていることなんですから。

 正直な心情を言えば、モスクワでテロが起こっているにも関わらず、いまだに中東の国々で起こっているそれらとは、どこかで「差別」して捉えていた勘がありました。愚かなことです。

 この世界地図による「気付き」は、やはりいつまでも日本を中心にしていては決して思いつくことのないものでした。ひさびさに、頭を叩かれたかのような感覚でした。世界は、思ったより狭く、そして、どこからか起こった出来事は、波動のように影響してくる、ということを認識せねばならないのでしょう。

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2011年01月30日

ロシア版携帯電話詐欺

DSCF7522.JPG

 先日のこと。朝目が覚めると、携帯電話に知らない番号からメールが着ていました。誰だろうと思いながら、メッセージを読むと、以下のような意味のものでした。

お母さん、急いでビーライン※の8962*******に950ルーブルを入れておくれ。
でも、僕に電話しないでくれ。
後で説明するから。

※ロシアの携帯電話は、基本的にプリペイド式となっておりまして、いくつかの通信会社がそれを請け負っています。このメールの場合、ビーラインという通信会社を利用している8962…という電話に、950ルーブルをプリペイドとして振り込んでほしいということを意味します。

 
まあ、訳するとこのような感じでしょうか。要するに、「ロシア版携帯電話詐欺」とでもいいましょうか。オレオレ詐欺の簡易版に近いかもしれません。もっとも、このメールを見てオロオロとするわけもなく、ただただ無視しただけでした。

 このメールをロシア人の友だちに見せたところ、有名な詐欺メールだと言っていました。ネットで検索をかけてみても、それらしいことが書かれていたので、まあ、詐欺メールだと見なして問題はないでしょう。

 それにしても……、何て簡素な詐欺メールなんでしょう。日本の狡猾で巧妙な詐欺メールなどに触れているために、免疫がついているのでしょうか。いやいや、ロシアをあなどってはいけません。最強のハッカー大国らしいこの国をナめると痛い目にあってしまいます。

また何故、僕の携帯にこのようなメッセージが舞い込んできたのかも謎です。何も変なことはしてないのに……。そういえば、モスクワに来たばかりのころに、間違い電話が何回かかかってきて、電話口で口論になったこともありました。そのような通信関係に関してはたびたび問題はあるのかもしれません。

 ともあれ、ある意味、良い体験ができたしだいでした。

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