こういった背景は、世界的不況の影響が大きく、海外の投資家たちが、それぞれの国内での投資に専念し、海外投資を控えたということが挙げられる。ロシアでは、主に西欧からの投資がもともと多い。けれども、投資家たちは、去年、ロシアではなく西欧市場にお金を落としていった。このことは、また、ロシア自体が深刻な不況に見舞われて、市場におけるイメージがかなり悪かったことも大いに影響している。つまり、ロシアに投資することは、リスクが高いと見なされていたわけである。
去年行われた投資のほとんどは、前もって決まっていた投資、もしくは強制的な投資だったという。更に、市場において、新しいプロジェクトや、新しいマネーも無かったそうだ。また、一番規模の大きかった投資は、Horus Capitalという開発業者による投資で、2億1400万ユーロだった。
そして、重要な今後の見通しだが、一応は回復すると見られている。実際に、景気そのものの回復が見込まれているだけに、必然的ではあるかもしれない。実際に、海外からの投資は、国内の投資を追い越しているという。けれども、飛躍的な回復はなかなか見込めず、回復は生ぬるいと予測されている。大きな理由としては、ローリスクで、短期的にリターンが見込めるようなしっかりとしたプロジェクトが、まだ存在せず、それでは、海外の投資家たちも、容易に投資に踏み切ることが出来ないことである。
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