【ロシア】200日の漂流―モスクワ大学留学記2010-2011

2010年02月27日

ロシアの武器輸出について

 ロシアのCAST( The Center of Analysis of strategies and technologies)の報告によると、ロシアの武器輸出が最高潮になるようだ。過去2年間ほど、ほぼ横ばいだった防衛物輸出額が、2008年の67億2500万ドルから2009年には74億3600万ドルに増加したという。

 また、防衛物輸出の約定は、2009年は400億ドル分であり、これは前年比の70億ドルの増加である。そして、新規契約が150億ドルもつけたという。この増加から、少なくとも5年は安定した武器輸出が出来るという見方がされている。

 実際どのような国と取引をしているのだろうか。ロシアの主な取引相手は、インド、中国、アルジェリア、ベネズエラ、シリア、そしてベトナムが挙げられる。以下、個別に見てゆこう。

 まずインド。2010年の武器輸送予定には、40機のSu-27-30 Flanker familyというが含まれている。そして、16機のMiG-29K と、80機のMi-17V-5というヘリコプターの輸送は、決定的だとされている。また、コードネームT-50という新しい飛行機をロシアとインドの共同で製造されるという。

su-27-04.jpg

mig29k.jpg

47760-01.jpg
   

 ベネズエラ。この国はアメリカとの仲が決して良いとは言えず、その一方でロシアの南米における新しい友好国として知られている。2009年に、ロシアから武器の輸送の為に22億ドルのローンを組んでいる。現在、92台の、グレードアップしたT-72M1Mという戦車の契約のみが知られている。また、非公式ではあるが、40億ドルをもって、Smerchという航空防衛システムや、複式ロケット、榴弾砲を輸出することが伝えられている。

T-72M1M_main_battle_tank_Russia_russian_640.jpg

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 近年、主要な武器購入国になりつつあるのが、ベトナムである。取引額は、40億ドルと見積もられ、内容としては、6艘の636Mという潜水艦や、ロシアの会社を建てるためのインフラ設備などである。また、8機のSu-MK2という飛行機の取引がすでに確定している。

 ロシアの武器輸出は、これで最高潮に達し、これ以上の発展は、よほどの技術開発がなされなければ、見込めないとも言われる。そんな中、先月、ロシアはfifth-generation fighterという飛行機の実験に成功し、アメリカのこの種の飛行機の開発の独占に終止符を打ったそうだ。この成功に、リビアやベトナムが興味を示す可能性があるといわれるが、その実践には、財政、技術、政治などにおける効率化が必要なようだ。それでも、やはりロシアは第二の武器開発国である、という見方が高まるとされる。

future_russian_fighters.jpg

 私は、残念ながら軍事オタクではないので、どの武器が凄いとかは、よく分からない。けれども、このような情報に触れたときに、ロシアの武器に対する勢いというものは、よく感じられた。


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posted by Itta at 11:43| Comment(0) | 政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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