【ロシア】200日の漂流―モスクワ大学留学記2010-2011

2010年12月31日

年越し

 ただいま、部屋の掃除の80パーセントが終わりました。もっとも、新年だから云々というのは、あまり好きではないのですが、それでも意識してしまうのは、周囲の雰囲気がそうさせているからでしょうか。床を雑巾でせっせと拭いて、ゴミを集めて、といつもより力の入った掃除でした。

 今まで19年間生きてきましたが、それらの全ての年末年始は、故郷、宮崎で迎えていました。それが、今回はモスクワです。しかも、友人たちと向かえるというわけですから、新鮮な年越しとしかいいようがありません。これもまた、モスクワの思い出の一つになるのでしょう。

 それにしても……、まったく正月を迎えるという実感がないのは何故でしょうか。もちろん、街の雰囲気から伝わるのですが、正月というよりは、クリスマスという感じがしてしまいます。思うのは、テレビの内容や門松、しめ縄など、日本の年越し、正月の象徴ともいえるものが、目につかないからということ。やはり、周りの雰囲気によって、時期を意識するのでしょう。
 
 紅白もK-1も年越しそばもない正月というのは、妙な感じするものです。それでも、時計は2011年1月1日を指してしまうのです。こちらでは、新年が始まったなあ〜という、深い感慨は、日本よりかは薄いかもしれません。当たり前の話ですが、そうそう日本の慣習というのは抜けないものなのです。

 ただ、そんな言い訳もまた無力なものになるのでしょう。迎えてしまえば、もう同じなのですから。

 今年は、モスクワ流の年越しを、喜んで体験してきます。ぜひぜひ、ブログで報告したいと思います。

 それでは、よいお年をお迎えください。日本が、「明けましておめでとう」と一斉に合唱した6時間後に、こちらでは「с Новым годом!!」の合唱が沸き起こるはずです。

 楽しんできます!!

 今年、このブログを発見して、しっかり読んでくださってありがとうございました。来年度も、よろしくお願いいたします。

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posted by Itta at 22:50| Comment(0) | 留学日誌(生活) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年12月30日

久しぶり!太陽さん!

 最近のモスクワの空模様は、大方曇り空が多い。日の出が遅く、日の入りが早く、日照時間そのものが短いということもあるけれども、太陽が見られるというのは、そう滅多なことではない。

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 それでも、昨日は、お久ぶり!太陽さん!といわんばかりに、朝から日が差していた。枝にアイス棒のようにくっ付いていた氷は、日の光を受けて、じんわりと溶けているようだった。その輝きようは、まさしく天然という言葉がぴったりのように、自然の美しさそのものだった。

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 午前の11時ごろだったが、日はまだ朝日の様相を呈していた。モスクワでも変わらぬ、冷たい空気を貫く朝の輝きは、無性に懐かしい気分を、僕にもたらした。

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posted by Itta at 17:02| Comment(0) | 留学日誌(季節) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年12月29日

新年ソング

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 モスクワの街は、クリスマスや新年に向けて、派手に装飾されて、あとは待つだけの状況である、ということは、これまでのブログで十分示唆できているでしょうか。また、街がイルミネーションにまみれている、というのは日本でも同じでしょう。

 そして、何も装飾という外見だけではなく、街のお店では新年に向けての音楽が流れるというのは定番でしょう。クリスマスソングというのも、またそれらに含まれますし。ここ数日、街を歩いたり、とあるパーティーに参加したりする中で、やはりそのような音楽には出会います。

 日本でもよく耳にする、海外アーティストだと、ジョン・レノン、ワム、マライア・キャリーなど、挙げると切りがありませんが、まあ、そのあたりは鉄板でしょう。日本人アーティストだと、山下達郎、竹内まりや、松任谷由美……と、これまた切りがありません。また、日本人だからこそ、日本の曲に対しては深い思い入れもあるでしょう。

 まあ、日本の話などは、さして重要ではありません。モスクワではどうか、というのをさっさと言え、という話です。
 こちらで、とりわけよく耳にするなあ、というのは、ABBAの『Happy new year』という曲です。これは、本当によく街中で聞くことができます。また、一つ驚いたのは、山下達郎の『クリスマスイブ』の海外アレンジバージョンが、モスクワで頻繁に流されているということです。何か聞き覚えがあるなあ、と思って聞いていると、達郎じゃん!と思ったしだいでした。あと、ワムの『Last Christmas』は、こちらでも同様に使われています。

 これらは、あくまで自分自身の体験によるものなので、そのまま鵜呑みにできるものではありませんが、ABBAの『Happy new year』だけはよく聞きます。出身がスウェーデンでロシアに近いからという理由があるかは知りませんが、正直日本で聞いたことはありませんでした。一応言っておくと、僕はABBAのベストアルバムを持っていて、ある程度知っているつもりだったのですが、この曲は恥ずかしながら知りませんでした。ただ、聞いたときに、あ、ABBAっぽい、と瞬時に分かったということは主張しておきます(焦



 というような感じで、ちょっとした発見でした〜

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2010年12月28日

スケート2-特訓の日々

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 もうかれこれしているうちに、スケートには3回も行きました。苦手で、行きたくもないはずなのですが、周りのロシア人たちが行こうと急かす。そして、日本人も急かす。そして、押しに弱い僕は、とうとう流されて、スケート靴を買ってしまったのです。購入を半ば「強制」したロシア人たちの言い分は、いちいち靴のレンタル料を払っていくよりも安い、とのこと。おい、そんなに頻繁に行くのか!とつっ込みたくなるのですが、まあ、靴代のもとを取るくらいは連れて行かれるのでしょう……(泣

 まあ、氷上に立つことすらできなかった最初の頃に比べれば、うんと上手くはなりましたよ。でも、まだまだ転びます。しかも、半端ない回数と、半端ない派手さ加減で。
 ちゃんと滑ることはできるみたいなのですが、調子に乗ると、悪いクセが出てしまい、そのまま倒れてしまいます。集中力を切らしてはいけない、と考えだすと、たちまち無口になってしまう僕は、滑っていた数時間のうちの半分の間、一人でした。友だち10人近くと行ったにも関わらず……。下手クソだから、転ぶ。だから、上手くなれば、転ばない。怪我もしなくなる。という単純な理論のもと、黙って滑りましたよ(泣 だって、転んだ内の、半分以上が友だちに話しかけれれ、注意がどこかへいっているときだったのだから……。

 およそ、15回くらい転倒したのですが、まあ軽い青アザくらいで済みましたよ。転び方のわりには、軽症だったと思います。何かリアクション芸のようにして、派手に転ぶので、一度、まったく知らないロシア人が駆け寄ってきたこともあったほど……。

 というわけで、僕のスケート習得の道は始まったばかりなようです。帰国する頃には、きっと上手くなっているはずだ!(汗

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posted by Itta at 20:54| Comment(0) | 留学日誌(個人的近況) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年12月27日

「おススメの日本文学は?」

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 日本に興味のあるロシア人の友人たちの、日本のポップカルチャーへの知識が凄まじくて、僕のほうがなかなかついていけない、ということは、このブログでもたびたびぼやいています。
 ただ、そんな中でも、僕にも何とか対処できるジャンルというのはあります。日本文学です。特に、大正から昭和にかけての文学で、高校生が国語の授業で「文学史」として学ぶあたりの文学のことです。これらの多くの作品は外国語に翻訳されており、ロシア人の中にも、作品に触れている人は少なくありません。
 一体何を読んでいるのかといえば、これまで聞いたのは、川端康成、芥川龍之介、三島由紀夫、安部公房、谷崎潤一郎などでしょうか。これらの作家たちの作品を、ロシア語、あるいは英語で読むといいます。

 何々を読んだというのですが、当然ながら作品名が、日本語と外国語とではまったく異なります。ですので、いつもストーリーを語ってから、ああ、それは『○○○』だね、という感じの会話になります。そして、時には何かいい作品や作家はないか、とおススメを求められるのです。
 
 僕は、文学が好きとはいえ、上記の作家たちの作品には最低限くらいしか触れていません。この中で一番記憶が鮮やかなのは、安部公房の『第四間氷期』という作品くらいなのですが、果たして翻訳されているかは分からないし、外国語での題名なのがどうなのかも、ほとんど見当がつきません。また、自分が薦めたところで、相手が面白く思うかも分かるものではありませんし。これは何もロシア人に対してだけではなく、日本人を相手にしたときも同じです。

 とはいえ、有名な作家なので、とりあえず有名な作品を挙げています。あるいは、wikipediaを見てみるといいかも、という「逃げ」も発動してしまうことも……。一応これでも、アニメの話題よりかは、はるかに盛り上がって話すことができるのです。だから、「何とか対応できる」という表現を使ったのですが……。

 僕が好きなジャンルというのは、主にノンフィクションであったり、小説でいえば、歴史小説やハードボイルドの類であったりするので、なかなか薦めづらいものです。まず「ハードボイルド」というジャンルの説明から話さないといけない場面も少なくありません。そして、これも同様に、ロシア人に対してだけではなく、日本人に対してもなのです。要するに、全ての悩みの原因は、自分の「趣味の偏り」に帰結してしまうのです(汗

 もう一度、世界的に有名な作家たちの作品には目を通しておかねば……、とポップカルチャーのときと同じように、自分の「教養」のなさを痛感するのでした……。

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