【ロシア】200日の漂流―モスクワ大学留学記2010-2011

2010年04月07日

経済好転!?

 ロシアが、一連の世界金融危機で最も打撃を受けた国の一つであるということは、よく語られます。そして、その傷は深かったようで、現在もなおその影響は残っています。しかしながら、カマズ(自動車会社)やヴォルガテレコム、PIKグループ(不動産開発、建設、住宅基金運用などを扱うディベロッパー)、ノヴォリペツク製鉄などの大手が軒並み黒字に転ずるなど、回復の兆しは見えている模様です。

 そのような中、財務省にも動きが見られます。
 政府が請け負う公債において、海外からの債務(特にユーロ債務)を減らし、国内からの債務を増やすという方向を示しました。これは、国内の経済状況が好転したことにより、公債におけるルーブルの割合が大きくなるということを意味します。単にルーブルの割合が大きくなるだけですので、全体の債務額は変わりません。
 最近、原油価格の上昇や、海外から関心を得ている利回りの良い資産などの影響で、ルーブルが強くなっています。一年間でユーロに対して、およそ10〜15パーセントほどルーブル高に転じています。このような変化が、今回の国家予算の見直しに繋がったのでしょう。
 そして、2011年、2012年…と、今後の予算の見直しも予定されています。

 ただ、一番良かった頃に戻るには、まだまだ月日がかかるそうです。現段階では、2015年までには、安定した予算を組んでゆきたいということが言われています。ただ、上記のように、少なからず良い状況には向かいつつありそうです。

 ここ数ヶ月の動きのみで、事を計るのは少々軽率かもしれませんが、あの金融危機をどん底だと考えると、このように上向きを示すことは不思議ではないかもしれません。

参照The Moscow Times

ブログランキングに参加しております。下のバナーのクリックを宜しくお願いします。人気ブログランキングへ



posted by Itta at 23:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。