【ロシア】200日の漂流―モスクワ大学留学記2010-2011

2010年04月05日

日本流接客―ユニクロ、モスクワ進出より

 ユニクロがモスクワに進出したことは、ご存知かもしれません。


ユニクロ、ロシア1号店オープン 700人行列、関心高く 【モスクワ共同】カジュアル衣料品店「ユニクロ」のロシア1号店が2日、モスクワにオープンした。ロシアでは、旧ソ連時代のサービス意識に乏しい接客がなお残るが、ユニクロを展開するファーストリテイリングはロシア人社員7人を半年以上、日本の店舗で研修させており、消費者の目線に立った陳列など日本流のサービスで売り込みを図る。
 ファーストリテイリングによると、日本のファッション企業がロシアに直接出店するのは初めて。開店前から約700人が列をつくり、関心の高さを示した。主婦ダリヤ・パンテレエワさん(22)は「サービスは素晴らしい。商品も安く高品質で驚いた」と満足げだった。
 ロシア出店を決めたのは約2年前。その後の金融危機でロシア経済は深刻な打撃を受けたが、同社の大笘直樹上席執行役員は、庶民が財布のひもを引き締め買い物を厳選する現状は「品質に自信があるわれわれにとってチャンス」と強気だ。
ジーンズを599ルーブル(約1900円)とするなど価格は日本国内に近づけた。今後3年間にモスクワで10店舗の展開を目指す。
2010/04/02 19:43 【共同通信】


 注目すべきは、「日本流の接客」です。ユニクロがフランスへ進出した際に、その接客が何よりも驚かれたそうです。フランスでさえそのような状況ですから、ロシアではなおさらだと思います。先の記事にあるように、「旧ソ連時代のサービス意識に乏しい接客」とは、恐らく全く対照的に映るかもしれません。
 ソ連が崩壊し、マクドナルドなどの「西」のものが流入したときに、商品を購入したあとに笑顔で「ありがこうございました」と言われることに、ロシア人は驚愕したといいます。ソ連時代では、買ってもらうのが当たり前という、売り手の方が立場が上だったそうです。それを考慮すると、サービスに驚くということは、大いに頷けます。

 「日本流の接客」。「消費者の目線に合わせて」、などということは、ひょっとしたら日本の、いや日本人の持ち味なのかもしれません。
 全く関係の無い話ですが、日本の自衛隊が海外の被災地で活動する際、現地の人々からの評判がよいといいます。多少上から目線で活動をする欧米諸国に較べて、目線が低く、より現地の人に寄り添い、どんな作業もこなしていく様が好印象を与えるそうです。この話は自衛隊の人から聞いたものなので、絶対真と断言するわけにはいきませんが、日本人の特質というか、物腰というものが垣間見えます。
 接客と自衛隊の支援活動を結びつけることは、かなり粗暴ですが、ふとそんな風に思いたくなりました。海外での日本の評判を聞くことは、凄く興味のあることで、それが良いものであったなら、素直に嬉しく感じます。やはり、良い面は誇ってもよいと思います。またその逆も然り。
 ユニクロのモスクワ進出の話から、大分逸れてしまいました。ただ、ここに一つの「異文化交流」を見出せたということだけは強調しておきます。


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posted by Itta at 04:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 文化 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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