【ロシア】200日の漂流―モスクワ大学留学記2010-2011

2009年10月30日

「Georgia」

米ハリウッド:グルジア紛争を映画化 露は憂慮 
【モスクワ大前仁】昨夏に起きたロシアとグルジアの軍事紛争をテーマにした米ハリウッド映画の撮影が始まった。紛争をめぐる両国の対立が続く中、製作者は「どちらの国にも肩入れをしない反戦映画を作る」と説明するが、ロシア側は映画が“反露キャンペーン”に利用されることを懸念している。

 映画の仮題は「Georgia」(グルジアの英語名ジョージア)。主人公の米国人記者がグルジア紛争を取材する過程で、「公正な報道」や「紛争地におけるサバイバル」などの問題に直面する様子を描く作品という。「ゴッドファーザー3」などに出演した米男優アンディ・ガルシアさんがグルジアのサーカシビリ大統領を演じ、今月中旬には実際にトビリシの大統領府でロケが行われた。

 フィンランド出身のレニー・ハーリン監督は米メディアに対し「私自身も小国出身であり、(ロシアと隣接する)小国がどのような目に遭うのかを知っている。グルジアはその一例に過ぎない」と述べ、大国ロシアと衝突したグルジアの混乱と苦悩を描く意図を説明している。

 一方、ロシアでは、紛争発生当初に欧米メディアがグルジア寄りの報道をしたことに対する不信感が今も根強く残る。露政府紙「ロシア新聞」は同作品について「ハリウッドはサーカシビリ政権の宣伝に関与している」と批判的な見方を示している。(10月29日毎日JP)



 確かに、ロシア側が「反露キャンペーン」として懸念するのも無理はないだろう。記事の通り、製作者は「中立」だとしているが 、監督がフィンランド出身ということから小国目線は避けられないのではないだろうか。
 また、映画の内容の「公正な報道」、「紛争地における〜」というのは、ロシアの闇としてデリケートな事柄だろう。かつてのチェチェンのような、メディア規制や軍部の諸事情などを彷彿させてしまう可能性があると思う。
 ハリウッド映画ということもあり、アメリカ対ロシアという構図も見えなくも無い。近作がどのような波紋を呼ぶのかが注目である。しかも、内容が昨年というかなり最近のことであるだけに、その影響は大きいと見える。
 
 個人的な話だが、アンディ・ガルシアがどのように写るがかが、楽しみである。「ゴッド・ファーザーpartV」、「アンタッチャブル」などで見てきただけに、興味を持ってしまう。

 


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posted by Itta at 00:53| Comment(0) | 政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月21日

音楽における日露関係

 ロシアにおいて、音楽といえばチャイコフスキー、ラフマニノフ、プロコフィエフなどなど、名前を出していっては切りがない。ロシアの音楽界が世界に与えた影響というのは、計り知れなく、牽引的存在であったと言っても過言ではない。そのロシアの音楽家と日本に接点があったと言えば、いささか興味深いことではなかろうか。
 
 時をさかのぼること、20世紀初頭。ロシアの音楽家の中に、日本の和歌(露訳ではあるが)に曲をつけていったものたちがいた。以下少し具体的に述べていきたい。

 イーゴリ=ストラヴィンスキーは、赤人、當純、貫之の歌に曲をつけた「日本の叙情詩からの三つの詩」という作品を発表している。

・赤人 わが夫子に 見せむと思ひし梅の花 それとも見えず雪の降れれば

・當純 谷風に とくる氷のひまごとに 打ち出づるなみやはるのはつ花

・貫之 桜花 さきにけらしもあしひきの 山のかひよりみゆるしら雲

 その他、ドミートリイ=ショスタコヴィチによる「日本詩人の詩による六つの歌曲」という作品が発表されている。この2名以外にも多くの音楽家たちが同じような試みをしている。
 
 では、何故彼らはこのようなことしたのだろうか。ストラヴィンスキーは、西洋画の遠近法的な「3次元」ではなく、日本の浮世絵のような「2次元」的な音楽を作りたいと思ったという。恐らく、19世紀以来のジャポニズムの影響があったからだろうか。実際ストラヴィンスキーは浮世絵コレクターだったというから大いに考えられる。
 
 何かなし、音楽における日露関係については留意しておく事柄である。また、ジャポニズムの影響や、ロシア人の「東洋性」など様々な要素を考えさせられるのではないだろうか。
posted by Itta at 23:05| Comment(0) | 文化 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月11日

はじめましてに代え

 本ブログでは、題目の通り主にロシアについて語っていこうと思います。何故ロシアかというと、単に私の興味ということもありますが、今後の世の中にて大国としての地位を担うのではと睨んでいるからです。
 
 また、我々日本におきましてもロシアは隣国です。ですが、知らないことが多すぎるように思われます。私を含めた日本人によりロシアを近いものにしようというのが意図であります。

 扱うものとしては、ジャンルを問わず社会科学系、人文系、または理系分野にも入り込んでいこうと思っています。

 以後、宜しくお願いいたします。
posted by Itta at 10:48| Comment(1) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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