【ロシア】200日の漂流―モスクワ大学留学記2010-2011

2011年03月31日

エピローグ3

 留学中は、3月こそ更新は少なかったですが、ほぼ毎日記事を書いていました。留学を決心したあたりから、ブログは書いてやろうと思っていたわけですが、実際に書いてみてここまで反響があるとは思ってもいませんでした。ブログを通じて多くの人たちと知り合いになることが出来ました。また、一番嬉しかったのは、2月にモスクワ大学にやって来た日本人の方が、「ブログを読んでます」と声を掛けてくれたことでした。僕の稚拙な内容でも、「モスクワの空気」を伝えられたというのは、書き手冥利に尽きます。

 文章を書いて、写真を撮る、という行為を日常の中に埋め込んでみると、自然と「意識」して生活しようとするのです。街を歩いて、ふとした出来事でもネタになったり、何でもない会話のようでも、少し考えれば、その示唆するものに気付いたりと、目の前の風景というのが、少し違って見えます。僕が言うのもなんですが、少しだけ感覚を研ぎ澄ますことが出来る、そのような感じがするのです。ブログを書かなければならない、というある意味の「脅迫」は、しまりのある生活をもたらしてくれたのでした。

 こうもブログを書いてみると、留学が終わったからブログも止めるということは出来ません。「帰国編」の新たなブログも開始します。

『モスクワを背に…』
 
 これからは、こちらのブログで戦います。よろしくお願いいたします。

 また、この留学ブログは、この最後の更新のまま残しておきますので、もしも興味がありましたら、ご覧になってください。

 1年にも満たないブログでしたが、今まで支えてくださってありがとうございました。そして、今後ともよろしくお願いいたします。

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posted by Itta at 13:38| Comment(0) | 留学日誌(個人的近況) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年03月29日

エピローグ2−学生による日本への支援活動について

 エピローグということですが、僕の個人的なことのほかに、モスクワに留学している学生による日本への支援活動についても取り上げなければなりません。僕も、帰国するまでこの活動に関わっていて、まだモスクワにいる友人たちは、今もなお活動中です。
 
 実際にどのような活動をしていたかというと、まずは募金活動でした。14日に、ゲリラ的に募金活動を大学構内にて行ったのでしたが、このときは警察に止められてしまいました。



しかし、その後大学側との協議の結果、日本人学生による地震についての講義を開くことの許可で出ました。モスクワ大学の学生を中心とした多くのロシア人が集まったようで、今回の被災について十分な理解を得られたと報告がありました。

 これまでの活動の動画が、youtubeにアップされていますので、よろしければ、ご覧になってください。

http://www.youtube.com/user/MoscowforJapan#p/u

コチラが、コミュニティーページになります。

 http://www.facebook.com/#!/moscowforjapan

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posted by Itta at 20:50| Comment(0) | 留学日誌(個人的近況) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年03月28日

エピローグ1

 今も続く非常事態を前に記事を自粛していました。加えて、帰国の準備に追われておりまして、ここ2週間記事を更新しておりませんでした。申し訳ありませんでした。
 そうこうしているうちに、早いもので日本に帰国しました。当初、モスクワ、仁川(韓国)、成田、というルートを考えていたのですが、いまだ東京の状況がはっきりしないことと、大学の新学期の開始が1ヶ月延びたことを考慮して、仁川、福岡とルートを変更しました。そして、今福岡から実家の宮崎に戻り、「療養」中です。
 
 留学が終わってしまいましたので、このブログも終了しなくてはなりません。ですので、ブログをしっかり締めくくるために、今日から1週間ほどかけて、「エピローグ」を綴っていきます。テーマはわりあいバラバラに書いていきますので、そこはご了承ください。では、以下からがそれです。


 シェレメチェボ空港に到着すると、あまりに厳重な身体検査、持ち物検査に出くわした。重い荷物を機械に通し、しっかりと着装したコート類を脱ぎ、ゲートを通過する。僕が利用したターミナルDというのは、別の棟にあったので、そこまで歩かなければならなかった。着いたときには、汗でシャツが湿っていた。
 「大韓航空」の受付へ行き、切符の発行し荷物を預ける。荷物は20キロ以内でなければならなかったのに、僕の荷物は27キロだった。「超過料金を払わないといけないですよね?」とロシア人の受付の人に言うと、横にいた韓国人の男性スタッフが日本語で、「今回は大丈夫です。次回から20キロになるようにしてください」と答えてくれて、ラッキーなことに無料でパスすることが出来た。
 実は、9月にモスクワへ行ったときも、成田で荷物の重さを量ったら、28キロだった。このときも、受付の日本人のお姉さんが、次回から気をつけてください、と言ってくれて、あの時も無料でパスしていた。僕は総じてツいていたのかもしれない。

 出国のためのパスポートコントロールの際には、ロシア人のおばさんが対応してくれた。だいたいパスポートコントロールの人は、ぶっきらぼうな表情で、無口な人たちが多い。しかし、このおばさんは違ったようで、ぶっきらぼうな表情で僕のビザを眺め「ふ〜ん、学生さんね。エム・ゲー・ウー、イミニ・ロモノソバ(モスクワ大学のこと)……、一年生?」と聞いてくる。「いや、ただのロシア語のプログラムですよ」と返すと、納得して、バチンと判を押し、ほんのりと笑みを浮かべ、パスポートを手渡してくれた。

 ルーブルが余っていたので、トランジットエリアでお土産を購入して、搭乗ゲートで待つ。モスクワでお世話になった日本人の人たちと電話で少しだけ話し、いよいよ機内へ。
 機内に人は少なかった。だから比較的ゆったりとした空の旅だった。乗客の多くが韓国人で、そのほかにロシア人、日本人が少々いる。僕の周りをお世話してくれたキャビンアテンダントさんは、ロシア人の方で、最初僕の英語で話しかけてき。これに僕はロシア語で返答し、彼女は驚いた表情を見せたが、すぐにロシア語に切り替えてくれた。英語では穏やかで優しい印象を受けたのだが、それがロシア語になったとたんに、普通のロシア人女性のそれへと変わった。ロシア語はわりあい強い口調に聞こえるのだが、まさにそのようだった。アテンダントさんとの会話が、モスクワで話した最後のロシア語だった。

 仁川に着くと、とたんにモスクワが恋しくなった。周りにロシア語が聞こえなくなったことに落胆の念を覚えずにいられなかった。加えて、多くの日本人がそこにいて、日本語が次々と耳に入る。モスクワでは多くの韓国の友人に恵まれていたので、不思議なことに、日本語よりもむしろ、韓国語のほうが、そのときの僕にとっては落ち着く言語だった。

 福岡行きの機内には、おおよそ日本語が飛び交っていた。九州訛りの言葉に懐かしさを覚える一方、ある種の気持ち悪さも少しはあった。到着すると、何か時間がゆっくりと流れているような気がした。目の前に広がる風景は、まぎれもなく日本のそれであって、前日までモスクワという地に立っていたことが不思議でならなかった。

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posted by Itta at 21:49| Comment(0) | 留学日誌(個人的近況) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年03月13日

モスクワから、被災者への支援

 ここ数日間、更新が途絶えておりました。やはり、日本が今このような状態で、何かまったく関係のないような文章を掲載することが不謹慎に感じられ、躊躇していました。それだけではなく、この土日で、日本の支援活動の準備をしておりました。

 今回の災害を受けて、海外にいる日本人学生が、何とか日本のために出来ることはないものか、と支援団体を立ち上げました。

For Japan
という母体団体のもとに、アメリカ、イギリス、オーストラリア、カナダ、スコットランド、ドイツ、ポルトガル、日本、そして私たちのロシアの各地域で、支部という形でそれぞれ団体が組織されています。具体的な活動内容は、ホームページを参照していただきたいのですが、大まかには、募金活動や帰国が難しい日本人の現地でのケア(語学的に厳しい旅行者の方々の生活のお手伝いなど)などがあります。

 基本的は、各支部が一つの組織として、地域中心にやっていきます。私たちモスクワの日本人留学生も、Moscow for Japanという組織が立ち上がり、現在活動中です。

 今後は、普段どおりのモスクワ情報に加え、こちらの活動も随時報告していきたいと思います。

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posted by Itta at 23:59| Comment(0) | 留学日誌(個人的近況) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年03月12日

……

 何かを書いたところで不謹慎すぎるので、何も書きません。こちらでは、facebookやmixi、twitterなどでは、情報や安否を気遣う言葉で埋め尽くされています。何もできないことがもどかしい。ただただ、祈るしかありません。
posted by Itta at 07:32| Comment(0) | 留学日誌(個人的近況) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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